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シリウスS

  • 2001年09月28日(金) 11時24分
 57キロのブロードアピールを信頼するか、それとも危ない一面もあると見るかが最大のポイント。57キロはこなしたことがある。昨年の春、栗東S・1200mを1分09秒2でレコード勝ちした際が57キロで、なんと上がり34秒1。爆発的な末脚で伸びてきた。ダートは7戦して5勝。また7歳牝馬の秋だが、この馬のデビューは4歳(旧5歳)の秋。競走年齢は実際は5歳ぐらいともみていいだろう。最近はあまり置かれず、中団から差してくるパターンも身に付けている。ただ一つ、死角があるとすれば、57キロ(牡馬なら59キロに相当)で、早め早めに動いたときだ。そうするとあの爆発力がなし崩しになってしまう危険がある。凡走はありえないが、今回は他の馬の単から入りたい。スターリングローズだ。

 前走、それまでほとんど経験のなかった1400mに出走すると、楽々と好位につけ、上がり35秒9-12秒3の楽勝だった。相手がさして強くなかったこともあるが、それまでのジリ脚質とは一変したからすごい。これは4歳秋(旧5歳秋)の充実もあるが、この馬、これまで1800mを中心に使われてきたが、スピード型アフリート産駒で、母の父ダンチヒ。距離1800mはこなしてきたが、本当は1400m前後の方がずっと合っていたためだろう。あの楽勝ぶりから2キロ減の55キロなら、1分22秒台は楽に可能。ブロードアピール逆転可能とみた。セレクトグリーン、ゲイリーコンドル、ゴッドインチーフのほか、大穴にチェリーラスターも押えたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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