57キロのブロードアピールを信頼するか、それとも危ない一面もあると見るかが最大のポイント。57キロはこなしたことがある。昨年の春、栗東S・1200mを1分09秒2でレコード勝ちした際が57キロで、なんと上がり34秒1。爆発的な末脚で伸びてきた。ダートは7戦して5勝。また7歳牝馬の秋だが、この馬のデビューは4歳(旧5歳)の秋。競走年齢は実際は5歳ぐらいともみていいだろう。最近はあまり置かれず、中団から差してくるパターンも身に付けている。ただ一つ、死角があるとすれば、57キロ(牡馬なら59キロに相当)で、早め早めに動いたときだ。そうするとあの爆発力がなし崩しになってしまう危険がある。凡走はありえないが、今回は他の馬の単から入りたい。スターリングローズだ。
前走、それまでほとんど経験のなかった1400mに出走すると、楽々と好位につけ、上がり35秒9-12秒3の楽勝だった。相手がさして強くなかったこともあるが、それまでのジリ脚質とは一変したからすごい。これは4歳秋(旧5歳秋)の充実もあるが、この馬、これまで1800mを中心に使われてきたが、スピード型アフリート産駒で、母の父ダンチヒ。距離1800mはこなしてきたが、本当は1400m前後の方がずっと合っていたためだろう。あの楽勝ぶりから2キロ減の55キロなら、1分22秒台は楽に可能。ブロードアピール逆転可能とみた。セレクトグリーン、ゲイリーコンドル、ゴッドインチーフのほか、大穴にチェリーラスターも押えたい。