広い東京コースに移ってロードフォレスターが中心に狙える。まだ、キャリアが浅いため、もまれる形になった前走のセントライト記念は勝負どころでスパートできず、少し脚を余した形だった。それでもゴール寸前の脚色は光っていたから、まだキャリア7戦だけの3歳馬とはいえ、素質は十分。前々走の新潟では、直線11.9-11.3-11.4秒(34.6秒)という上がりの速いスローペースを、33.6秒の切れで一気に差し切っている。アドマイヤロードに負けた春の東京(休み明け)でも、上がり3ハロンはアドマイヤロードを上回っていたから、長い直線は合う。ここまで左回りコースは、1、2、1着。本質スピード型だけに、距離もこの1800m前後がベストだろう。ひと叩きした5歳ブラザータイクーンと、同じく5歳のトウカイポイントの2頭が相手本線。ブラザータイクーンの場合、母は奥手型だったうえ、父はトニービン。まだ5歳のわりにはキャリアも浅く、これから本格化がある。