人気でも軸馬はダイワファルコン。初距離になった前走、前半はゆっくり構えていたが、5ハロン通過60.4秒のスローペースで、上がりは12.1−11.6−11.5秒(35.2秒)。この先行馬同士の速い上がりを、34.5秒の切れで一気に差し切った中身は濃い。最後の1ハロンは推定11.0秒前後だった。父はシアトルスルー系で、おそらく直線が平坦の京都コースなら、もっと良さが生きてくる。あまり坂は得意ではない父系だからだ。もう1頭の人気馬スターエルドラードを見ながらレースを進められるのも有利だ。一応そのスターエルドラードが本線だが、1600mになるとちょっと甘くなる危険もある。1800mを2回使い、デビュー戦でのちの札幌2歳Sの2着馬マイネヴィータと差がなかったファストタテヤマが穴に狙える。軽い京都の芝で切れそうなダンスインザダークの産駒。こちらも平坦の直線が合いそうだ。強気に単から行ったトーセンサクシードも連れには押さえておきたい。