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秋華賞

  • 2001年10月12日(金) 12時05分
 エ女王杯当時を合わせると、この10年で7回も万馬券になっている日本で一番荒れるG1。京都の内回り2000mは、ちょっとしたペースの違いで一転二転する。もちろん今年も伏兵には目をくばらなければならないが、珍しく桜花賞の1〜3着馬も、オークスの1〜4着馬も、みんな無事に出直してきた。桜花賞の1分34秒4も速かったが、オークスの2分26秒3は史上2位。トップグループのレベルは非常に高い。中でもテイエムオーシャン、レディパステル、ローズバド。この3強がそろって馬群に沈むような波乱はないと見た。9割方、軸馬はこの3頭の中にいる。オークスでもっとも中身のある競馬をしたのは、ローズバド。一気にスパートし、一旦は完全に抜け出した。最後にデザーモ騎手のレディパステルに差されたものの、上がり34.4秒でまとめているのだから、中身は文句なし。予定通りのオーバーホール完了。ステップレースにひと回り成長した体で出走、上がりを34.2秒でまとめているからパワーアップは明らかだった。少し流れの速くなる2000mベスト。ローズバドから入りたい。ある程度人気は割れるから、今年は素直にテイエムと、レディパステルを本線に、穴なら動きにバネの出てきたノブレスオブリッジと、デキ絶好の上がり馬ドリームカムカムを相手に買いたい。もちろんローズバドの単勝は買う。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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