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富士S

  • 2001年10月19日(金) 11時43分
 前走の毎日王冠ではあと一歩のところで捕まってしまったが、今度は4勝している1600m。またクリスザブレイヴ、グラスエイコウオーなどが引っぱってくれる。

 今度は理想の2〜3番手抜け出しになるとみて、もう一回マグナーテンから入る。前走の1800m、5ハロン通過58秒3の逃げは決してきつくはなかったが、マークを一手に受けたのは苦しかった。1600mの持ち時計は1分31秒8。新潟のものだけに、東京ではこうは速くならないが、あの関屋記念、最後の1ハロンも11秒8で、決してギリギリの内容でもなかった。時計はともかく、前が引っ張ってくれる形なら、ことマイルならもっと強い競馬ができそうだ。

 総合力を誇る西のダイタクリーヴァが当面の敵だが、怖いのはひと叩きしたアドマイヤカイザー。東京なら1600mも十分こなせる。

 新潟のカブトヤマ記念も好カード。軸は目下絶好調。去勢されてレースぶりが一変(あまりかからなくなった)、トウカイポイントだろう。もっと長い距離に出走したことが多いが、実はベストがこの1800mだ。

 さらに、西のオパールSも買いたい。狙いはミヤギロドリゴ。今年の夏、左回りでも好走したように、7歳馬だが高市厩舎のハードトレーニングで以前より強くなっている。今度は右回り。直線は平坦。折り合いさえ欠かなければ、まず勝ち負け必至だ。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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