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菊花賞

  • 2001年10月19日(金) 11時51分
 今年はおそらくスロー、それも前半は超スローもある。マチカネフクキタルの97年、ナリタトップロードの99年と同様に、上がりだけのレースになる公算大。あまりスタミナ能力にとらわれない方がいい。急速に力をつけている上がり馬のサンライズペガサスを狙った。ソエが治ったとはいえ、前走はいきなりのトライアル挑戦。負けはしたが、上がりは34.3秒。一歩早く抜け出したエアエミネムを、ゴール寸前では首差まで追い詰めていた。直前のトライアルの2着馬は最近10年、本番で[4-1-0-5]という心強い数字もある。
 ましてサンデーサイレンス産駒で、母の父はブライアンズタイム。菊花賞で抜群の良績を残している同士の配合だ。直前になって急速に力をつけたあたり、マヤノトップガン(父ブライアンズタイム)に似たムードもある。スロー必至だけにここ2戦のように早め早めに動きたい。ジャングルポケットは、今度はダービーと同様のデキに戻った。3000m級のG1では不振のトニービン産駒だが、スローなら3000mもギリギリこなせそうだ。ダンツフレームには、過去、皐月賞→ダービーを2、2着ときた馬は、史上[4-1-1-1]という心強い数字がある。エアエミネムは前走の内容から、今度はサンライズペガサスの方が少し上とみた。マンハッタンカフェは、少し細くみえたので体が減っていないことが条件。状態の良さだけなら、サンライズペガサス、テンザンセイザの順と感じた。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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