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安達太良S

  • 2008年06月27日(金) 13時00分
 4歳馬が1頭もいない組み合わせ。つまり、元オープンランクの馬は不在。春後半の1600万条件の5歳以上馬がそのまま移動した形の一戦。

 休み明けの2走前に1000万を圧勝してこのクラスに返り咲き、前走は今回と同じダート1700mを1分43秒9の好時計でクビ差2着しているシルクウィザードの勝機濃厚だろう。

 この馬、1600万条件は通算4戦して、2、2、4、2着。さらに全4勝をダート1600〜1800mで記録しているから距離もベストといえる。ここまで2度の長期休養をはさみながら、キャリア14戦[4-5-0-5]。着外5回もすべて4〜5着なので、掲示板を外したことは一度もない安定性を誇っている。

 前走のダート1700mは、前半1000m通過61.4秒。楽なペースだったから1分43秒9(上がり36.4秒)にとどまったが、とばす馬がいればもっと時計は詰まっていた。

 相手は一長一短。デキの良さではまずウエスタンマックスだが、前回の1分35秒0は異常に時計が速かった東京ダートの、それもとりわけ速かった日のものなので、人気を考えると同馬は押さえまで。

 このクラスの常連セフティーステージは比較的人気薄だが、強敵相手に前走は1分44秒7で4着。差し一手だが、乗り替わった蛯名騎手がここ数戦のように直線に向くまで最後方近くに控えているとは考えられず、全能力発揮の3コーナーまくりもある。

 もう1頭、ポン駆けの利くジュークジョイントは、福島ダート1700mにタイレコードの1分43秒3がある。公営時から通算3勝はすべてこのダート1700m。先行力もある。祖母はフリートーク。まだ衰えはない。

 穴なら、ツボにはまれば…のブレーヴハートの一発。気難しいカーリング一族(ローエングリン、レゴラスなど)だが、小回りは平気。前半もたつくほど逆に直線一気がありえる。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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