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【アレキサンドライトS】最近10年では本命決着か大波乱の極端な傾向

  • 2020年01月24日(金) 18時00分

今年は追い込み一族出身で非常にデキのいい伏兵に期待


 ずっとこのクラスの中山ダート1800mで行われ、定量戦と、ハンデ戦の年があるが、最近10年、1番人気馬は【4-0-2-4】。1番人気馬が馬券に関係すると、高額条件のダート戦らしく荒れない。ただし、1番人気が消えると、人気薄の先行馬の「粘り込み」が生じるか、まったく逆に「差し=追い込み馬」の台頭で、大波乱という極端な結果が生じている。

 2017年…「8、12、13」番人気の決着。3連単 278万7880円
 2015年…「5、15、2」番人気の決着。 3連単  99万0850円
 2014年…「10、3、4」番人気の決着。 3連単  30万6230円
 2013年…「10、8、7」番人気の決着。 3連単 152万7760円

 今年の人気の中心は、リワードアンヴァル(武豊)と、テイエムチェロキー(マーフィー)あたりか。渋馬場で時計が速くなると有利な逃げ=先行型であり(同型エムオーグリッタはいるが)、そろって消える力関係ではない。順当ならどちらかが主軸。

 8割方、荒れないパターンの年と思えるが、渋馬場有利を意識した「先行型」が行きすぎた場合には、一転、大波乱の結果があるのがこのレース。可能性の高さを求めるばかりが馬券ではないので、伏兵の差しの台頭も考えたい。

 4歳アシャカトブ(父シニスターミニスター)は、組み合わせからみて今回は人気落ちの伏兵評価だが、左回りの2100mを2戦した後だけに、前半行けず中山ダート1800m【2-1-0-0】で見せた差し=追い込み戦法を取らざるをえない展開になる可能性大。

 昨春のユニコーンS(重馬場)が後方から差を詰めて1分36秒3。格上がりの2走前が重馬場のダート2100mを2分08秒6(上がり35秒8)なら、パワー型というより時計の速いダート戦は合っている。祖母の半弟には追い込み馬として大活躍したテレグノシス(NHKマイルCなど)、母のイトコには中山ダート1800mのマーチSを鋭く突っ込んで少差3着フレイムオブピースのいる一族。4代母メッシーナ(父Secretariat)が輸入牝馬。

 アシャカトブには、同じ父系のベストウォーリア(ダート9勝、5年連続して南部杯に出走。昨年から種牡馬入り)と同じようにセクレタリアトのクロスがあり、これからタフなダート巧者として活躍してくれるのではないかという期待もある。今回のデキは非常にいい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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