【オークス】桜花賞出走組が主流 アランカールで史上2頭目の母子制覇を期待
スターアニスは冷静に判断
全ての出走馬にとり未経験の舞台となるオークス2400米。ここまで世代のトップの阪神JF、及び桜花賞を勝ったスターアニスにとり、ここをどう戦うかは究極の課題となってきた。グレード制が導入された1984年以後、桜花賞馬のオークスでの成績は、37戦11勝2着8回となっている。これをどう取り上げるかだが、クラシックレースの第一弾、第二弾であれば、当然、最も重く取り扱うべきだろう。
前走の桜花賞は年末の阪神JF以来となるぶっつけ本番だったが、順調に調整され、その勝ちっぷりは、正に快勝と言うにふさわしいものだった。中団からメンバー最速タイの末脚で、追い出しを待つ余裕さえ感じられ、2馬身半の差をつけていた。しかも史上2番目の好タイムを記録しており、かつて阪神JF、桜花賞、そしてオークスとGI3連勝したブエナビスタ、アパパネ、リバティアイランドに続く名牝と言ってもいい気がする。だが父ドレフォンに母がスプリンターだったという血統背景から、距離克服に赤信号が灯ると考えるべきかも知れず、その完成度の高さでどこまで頑張れるかと、やはり冷静に見ることにしておく。
オークスでは、全体を見れば桜花賞出走組が主流と言える。だが今年は上位入線組の出走が少なく、わずかに5着だったアランカールに可能性がありそうだ。明らかにマイルでは距離が短く、武豊騎手とのコンビ3戦目で、母シンハライトが10年前にオークスを勝っており、史上2頭目の母子制覇を期待してもいいような気がしている。ゲートは出たけれど、あまり二の脚が速くないので、あのポジションになりましたと桜花賞を振り返っていたが、最後はいい脚で伸びていたとも述べている。スターアニスとアランカールの2頭は有力馬になるのは当然だが、もしかしたらの思いも重く見なければならないだろう。
直線の長いコースを思うと、末脚の光るものにどうしても魅力を感じる。フローラSを勝ったラフターラインズは、デビュー5戦全てで上がり3ハロン最速をマークしている。その中でも2走前のきさらぎ賞は牡馬相手に32秒8をマークし、勝ち馬とタイム差なしだった。そして前走も32秒8の上がりで勝っており、東京コースは2戦2勝と負けていない。
そして、もう一頭ここで負けていない馬がいる。クイーンCを勝って桜花賞で期待されたドリームコアだ。手応えは良かったのに直線で伸びを欠いて9着と大敗した前走からの巻き返しを、全3勝を上げている東京でと準備を整えている。
コース替わりと距離延長で見直すという点からは、この2頭、ラフターラインズとドリームコアを大きく取り上げ、桜花賞上位組のスターアニス、アランカールの2頭を加えた戦いと、今年のオークスはまとめておく。
「未知の距離 たたひたすらに 走り抜く」