みんなに愛されたシゲルスダチ(撮影:花岡貴子)
3月は別れの季節でもありますね。
私は3月末をもって、netkeibaさんのお仕事にひと区切りをつける運びとなりました。
netkeibaがスタートし、わりと間もない時期から参加させていただいたと記憶しております。
振り返ると、netkeiba黎明期はネット媒体というものをトレセンの皆さんに認知していただくことからのスタートで苦労もありました。懐かしいです。
netkeibaはこれまでの競馬ニュース媒体の中では珍しく、ギャンブルから離れた“萌え”の感性が扱える媒体でした。競走馬の動物としての個性を描く活動をしてきた私としてはとても有難い媒体でした。
「トレセン密着」と銘打ち、コラムからニュースへ移動しながらたくさんの皆さんにお読みただきました。特にたくさんの皆さまにお読みいただいた
・レッツゴードンキの喜怒哀楽
「スマートレイアーがいないと寂しがるドンキ嬢/ねぇさんのトレセン密着」・条件馬ながらたくさんのファンの方々に応援されたシゲルスダチ
「さよならスダチ。ありがとう」・ウインバリアシオンの旅立ち
「バリさん、出発! また会う日まで」 は特に印象深かったです。
池江厩舎、松田博資厩舎などたくさんの厩舎様、こういったわたしの踏み込んだ取材を許して下さり、本当にありがとうございました。そしてファンの皆さんとの接点となる媒体を与えてくださったnetkeibaさんに深くお礼申し上げます。
デアリングタクトが勝った桜花賞の週の土曜日より、コロナ禍により厩舎取材は大変難しくなりました。病の程度はもちろんですが、従業員さんは感染しただけで業務から離れなければならなくなる現状を鑑みると、以前のようなスタイルでの取材ができるようになるのはまだまだ時間がかかりそうです。
過去のアーカイブはまだ読めるそうなので、折を見て今後もSNS等で紹介させていただきます。もしも、またご縁がありましたらnetkeibaでお目にかかれることがあるかもしれませんね。その時まで、さようなら。
(取材・文:花岡貴子)