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世界中に蔓延する新型コロナ オーストラリアの切迫した現状 (無料公開)

  • 2020年04月02日(木) 18時01分
昨年の8月7日から、オーストラリアで長期武者修行を敢行している富田暁騎手(栗東・木原一良厩舎)。日本でも新型コロナウイルスのニュースが連日報じられていますが、オーストラリアの現状はどうなのか、競馬開催はどのような状況なのか。富田騎手が現地の様子をお伝えします。

※このコラムは無料でお楽しみいただけます。


日本に帰るべきかどうか…考えて決断します


 netkeibaをご覧のみなさん、こんにちは。富田暁です。

 まずは、世界中に蔓延している新型コロナウイルスについて…。本当に残念ですし、一刻も早く元の生活に戻れるように一人一人が意識して生活していかなければと日々思いますが、自分でできることは徹底しつつも、収束を祈ることしかできません。

 ずいぶん前からニュースなどを見ていましたが、正直、最初は僕もどこか他人事でした。でも、日本でもオーストラリアでも日々感染者が増えていく様に、今は自分の近くにもすでにウイルスがきていることを意識せざるを得ないし、本当に怖いです。

 オーストラリアでは日本と同様、今も競馬は開催されています。ただ、いつ中止になってもおかしくない状況で、無観客開催はもちろん、競馬前の体温チェック、競馬場に入れる人の制限などなど、続けるためのたくさんの努力をサークル全体でしています。今は厩舎関係者であっても、競馬の日は限られた人数しか競馬場に入れません。たぶん日本も同じだと思います。

 また、州ごとに新型コロナに対する決まり事があって、その決まり事を破ると、けっこうな額の罰金を取られます。警察によるパトロールも強化され、本当に国全体が警戒態勢にあります。

 もちろん、レストランや公園なども閉まっていますし、不要不急の外出もなるべくしないようにということで、街からもかなり人が少なくなりました。

 そういったなかで行われている競馬なので、これ以上規制が厳しくなったり、関係者から感染者が出てしまったら、中止になる可能性が高いです。

 正直、日本に帰るかどうかは、いまだに迷っています。まだやり残したことがたくさんあるなと思う自分もいて、本当に複雑です。どうすることがよりベターか、もう少し考えて決断しようと思っています。

 先が見えないなかで、今はとても不安です。それはみなさんも一緒ですよね。そんななかでも、ウイルスはすぐ近くにいること、感染しないこと、そして感染させないことを強く意識して、責任ある行動を取っていきたい。

 一日も早く元の生活を取り戻すために、僕たちが今できることは、それしかないと思っています。

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1996年12月11日、茨城県生まれ。2017年にデビュー(栗東・木原一良厩舎)。同期は木幡育也、武藤雅、横山武史、川又賢治。一度は高校に進学入学するも競馬学校受験を決意。2度目の受験で合格。2018年、仏の若手騎手招待レースにJRA代表で参加。

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