こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。
今週のれん氏が注目したのは、札幌競馬場で行われる札幌記念(GII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
以前とは全く傾向が異なりそう
昨年から開催が1週間繰り上がって開催4週目でのレースとなった札幌記念。これにより毎年コース替わり初週で行われていた札幌記念は、Aコース最終週でのレースに変更となった。
札幌競馬場は楕円形に近い形状でコーナー角が緩いため、コーナーを曲がる際に減速しにくい。それによって特にレベルが高く時計が速くなりやすい上級条件では、後半を一貫して同じようなペースで走るレースになることが多い。
その特徴に加えてCコース替わり初週に行われていたことから、2015〜2024年の10年間で連対馬の9/20が1枠か2枠と内枠有利の傾向がみられていた。ただ昨年は2着が8枠15番、3着が7枠14番だったように、Aコース最終週になったことによって以前とは全く傾向が異なりそうなので注意したい。
他に昨年から大きく変わったのが、2週後に行われる新潟記念がハンデ戦から別定戦に変更になったこと。夏の間の古牡馬が出走できる芝中距離重賞は一昨年まで札幌記念以外すべてハンデ戦で、6月末の宝塚記念から9月末のオールカマーまでの間に実績馬が出走できる国内レースは実質札幌記念以外になかったが、昨年からは選択肢が増えたこととなる。
昨年も新潟記念にシランケドやクイーンズウォークなどGIでも好走してきた馬が出走していたが、今年も現時点の想定でアーバンシック・ステレンボッシュ・チェルヴィニア・ドゥレッツァ・ロデオドライブとGI馬5頭が出走を予定している。
一昨年までならこのうちの何頭かは札幌記念に出走していたはずで、今回の登録メンバーを見てもやや全体のレベルが下がっている印象。
競合相手が少なくなる分、これまで通り前走GI組の好走率は高くなりそうだが、もう一つ注目しているのはGIIIの中でも函館記念組。
引き続きハンデ戦ではあるものの、当コラムでも書いたように昨年から5〜6月の古馬中距離重賞が手薄になったため、比較的メンバーが集まりやすくなった。サマー2000シリーズを狙う上でも、新潟記念にかなりメンバーが揃うようになった上、コース形態的にも唯一ワンターンで適性の観点からもリンクしにくいと考えると、北海道の2戦を狙う方が戦略としては合理的だろう。
実際昨年は函館記念からのローテーションだったトップナイフが人気薄ながらも勝利。今年は勝ち馬ファウストラーゼンが故障で出走ならずとなったこともあり上位馬の出走はマジックサンズのみだが、来年以降もマークする必要があるだろう。
特別登録からの推奨馬:ホウオウビスケッツ
昨年の札幌記念は行く馬を行かせて3番手に控えて進めたが、その分折り合いを欠いていて最後は伸びきれず7着だった。
その後毎日王冠で2着に逃げ粘ったものの、天皇賞(秋)は超スローペースを番手で引っ張っていて折り合いを欠き走れず、ジャパンCは距離が長い上にハイペース、金鯱賞もセキトバイーストと2頭で競り合って後続をやや離していて苦しくなった。
ダートも含めて条件も噛み合わず近走は着順が大きくなっているが、GIIなら力は上位なはず。今回は前走で初角3番手以内だった馬がサクラファレルとこの馬だけというメンバー。単騎逃げが叶えば復活ある。
※なお、人気やメンバー、枠などによって推奨馬に印が回らない場合もございます。最終見解は「ウマい馬券」内で掲載されますので、以下のボタンからご確認ください。