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少頭数だが色々な観点から狙えそうなAJCC

  • 2019年01月18日(金) 18時00分

展開の鍵を握る馬はどの馬なのか…


 頭数的には11頭立てとやや少なめだが、メンバー的にはなかなかのAJC杯。馬券的にも切り口がいくつかありそうだ。

 人気はやはり菊花賞馬フィエールマンだろう。中間調整に順調さを欠いたところはあったようだが、そこから2週間あったことを考えれば心配は無用か。4戦4連対のGI馬だから、ここでも大きく崩れることは考えづらい。ただいまの中山芝がこの馬に追い風かというとそこまでではないだろうし、過去の菊花賞馬にはその後意外と苦労した馬もいる。アタマ決め打ちというよりは、この馬が惜敗して配当が伸びるパターンも想定しておきたい。

 中山コースということで期待されるのがジェネラーレウーノ。この馬の強みは自分で競馬を作って持続力型の流れにもっていけること。菊花賞の3000mだとさすがに距離に対する警戒心のほうが先立つ競馬になってしまったが、好走歴のある中山芝2200mなら強気にいける。この馬が得意なロングスパートに持ち込めば、フィエールマンの長所を削ぐこともできる。

 そういう競馬になったときにはダンビュライトの良さも出そう。そうでなくても昨年の勝ち馬だし、今年は自分でペースを作らなくてもジェネラーレウーノに乗っかっていく競馬ができる。最近は差し馬としての色彩を強めているが、この頭数ならば前とそう距離差のないところで進めることができそうだ。

 シャケトラは一にも二にも状態がどこまでできているのか。八分以上のデキならば怖いが、なにぶん1年の休み明けなので今回は試運転という面もあるだろう。冬場でもあり、まずは馬体重発表とパドックを待ちたい。

 サクラアンプルール、ステイインシアトルの8歳勢もまだまだ元気。ただ今回は上位人気馬が強いし、特にステイインシアトルにとってはジェネラーレウーノの存在が厄介。それでも2頭ともに、3着の可能性は見ておきたい。

 メートルダールあたりもそれなりに馬券は売れそうだが、ジェネラーレウーノが展開を握ると、絶対値として速い上がりで勝負するこの馬にとってはしんどい展開になる。そうならなかった場合に好走すると考えると、人気馬ではフィエールマンとのほうがセットで好走しやすいように思える。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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