鳴尾記念は24年京都芝内2000、23年阪神芝内2000、22年21年中京芝内2000、20年阪神芝内2000と、毎年のように施行条件が変わる流浪の重賞。今年は施行時期が6月から12月に替わり、しかも芝内2000→芝外1800に変更されたので、ハッキリ言って過去の結果が全く参考にならない。番組編成について口を挟む気は毛頭ないのだが、こんなことでは伝統の鳴尾記念の看板が泣いている…と感じるのは筆者だけだろうか。そんなわけで一言申してみたが、過去の傾向から書くことがないだけのことなんですけどね…。(解説:望田潤)
オールナット 母キューティゴールドはステイゴールドやレクレドールの半妹で、本馬の他にもショウナンパンドラ、セントオブゴールド、チェルビアットなどを産んでいる優秀な繁殖。母母ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹。父サトノダイヤモンドはサトノグランツやシンリョクカなどの父。チャレンジCはこれぞモレイラというべき絶妙のイン捌きで重賞初V。ちょっと不器用な差しなので、本来は外回りのほうが差しやすいイメージだが、距離は1800より2000がベターでは。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
グランヴィノス シュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナの半弟で、マーティンボロやフレールジャックの甥で、ディヴィーナやサンライズアースやセラフィックコールのイトコ。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックスやクロワデュノールを出し成功。大事に使われてきた良血馬がついにオープン入り。父中距離×母父マイラーで、ヘイロー4×4・5らしい脚捌きなので、先行力や機動力に富む中距離馬。阪神なら外1800より内2000向きの脚質といえる。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○