日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
伏兵カホマックスが大きく離して半マイル45.0秒-5F通過56.8秒のラップを刻んだが、2番手以下は乱ペースとは関係なく進み、先行のコスモレニ、ナリタブルースターなどの前半1000...
勝ったのは1番人気に支持された7歳馬アクシオン。この勝利によって種牡馬サンデーサイレンスは、その産駒が17年連続して重賞制覇の偉大な記録をまた伸ばした。そのアクシオン、勝つには勝っ...
厳しいレースだった。リーチザクラウンの先導によって速い流れが予想されたが、同馬の前半1000m通過は58.4秒(推定)。ほぼ中間の1500m通過1分29秒4。後続が追い上げに入って...
勝ち時計は1分34秒0(46.1=47.9秒)。直前のクリスマスS(古馬1600万下)が前半まったく同様の流れで1分33秒2だったこと。さらには前日のかなりレベルが低い古馬1000...
1分34秒9の勝ち時計はやや物足りない印象を与えたが、改装後の阪神1600mはレース全体の流れが落ち着く傾向にあり、決してレベルが低いわけではない。改修後の阪神ジュベナイルFの中身...
先行型が多くかなり厳しい流れも予測されたわりに、早めに隊列が決まってエスポワールシチーの単騎先行が成立。前半1000m通過「60.7秒」は人気のエスポワールシチーにとって非常に楽な...
ジャパンC・3度目の挑戦になった5歳牝馬ウオッカの逆襲が決まった。勝ち時計はジャパンC史上3位の2分22秒4。この秋2戦の内容から、多少なりとも陰りが見えたのではないか?3歳時が4...
これで「引退」を表明していた8歳馬カンパニー(父ミラクルアドマイヤ)の完勝だった。カンパニーの年度ごとの勝利数は3歳時から順に「3、1、1、1、2、4勝」となった。ふつうなら陰りや...
人気薄の逃げ(先行)馬が粘り込む典型的なパターンになってしまった。ビッグレースの歴史の中、伏兵の逃げ切りはごくたまに、忘れたころ成立することになっている。(狙いが正解だったファンに...
11番人気の伏兵ミヤビランベリ(父オペラハウス)の鮮やかな逃げ切り勝ちだった。レースの流れは「前半1200m1分14秒2=(6.0)=後半1200m1分10秒7」の計算だから、確か...
7歳以上のベテランホースが史上最多の「7頭」も出走した今秋の天皇賞。これには近年の競走馬の供給と需要バランスの変化、さらには賞金体系も、多くのオーナーの経済状況も大きく関係するが、...
勝ったスリーロールス(父ダンスインザダーク)も、2着フォゲッタブル(父ダンスインザダーク)も、さらには4着イコピコ(父マンハッタンカフェ)も春の2冠には不出走。秋の上がり馬だった。...
前半、伏兵ヴィーヴァヴォドカ以下が飛ばしたことにより、レース全体の流れは「58.0-60.2秒」=1分58秒2。96年ファビラスラフイン(松永幹夫騎手)、02年ファインモーションの...
「京都大賞典」のオウケンブルースリは、どちらかといえば使って良化型。3月の重馬場の阪神大賞典の反動は大きく、この夏の立て直しに成功したとはいえまだまだ完全復活の一歩手前かと思えたが...
ほんの微差。その差1cmあるかないかと推測される「ハナ差」でローレルゲレイロがビービーガルダンを封じ、高松宮記念に続き1200mのGI連勝を達成した。高松宮記念でスリープレスナイト...
菊花賞を展望する勢力図は確実に変化している。そんな印象を与える結果だった。春の2冠で上位5着を占めた有力馬のうち、皐月賞・5着ベストメンバー(休養中)、日本ダービー・1着ロジユニヴ...
高速馬場の中、2分12秒0の勝ち時計は目立つものではなかったが、勝ったナカヤマフェスタ(父ステイゴールド)のレース内容は悪くない。ロジユニヴァース以下、トップグループが必ずしも30...
重賞ではいつもあと一歩が足りず、通算成績も[3-7-4-12]。いかにも勝ち味に遅い成績を残してきた5歳牝馬ザレマ(父ダンスインザダーク)が、とうとう念願の初タイトルを奪取。1分3...
勝ったのは、前半18頭立ての最後方を追走の形になったシンメイフジ。また今年も後方から直線だけの競馬に徹した勝ち馬が生まれ、2着フローライゼも、出遅れて最後方シンメイフジのひとつ前の...
予測された通り新潟の外回り特有のスローな流れ。前半は超スローで展開し、後半1000mが「57.8秒」。前半の1000mは「61.8秒」だったから、後半の1000mの方がなんと4.0...
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