日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
競馬番組を充実させるための工夫として様々な手直しが行われています。その根底にあるのが、若い馬たちの出走機会を確保する策です。2歳から3歳にかけて早い時期に勝ち馬を出すことで、春のク...
この一年の締めくくり、2歳牡牝のチャンピオン戦が終了しました。それぞれ一番人気馬が敗退し、この先のクラシック戦線の見通しは立たず、その行方は、混沌としてきそうです。普通、2歳のチャ...
ヤマニンシュクルは期待の一頭であったとはいえ、逃げたヤマニンアルシオンが残るというあの結果には、いささか物足りなさを覚えました。スピード化の進んだ今の競馬は、多くのレースが、前半、...
師走競馬、この1年の総決算の残り8日間に注目すべき事柄が集中します。馬のこと騎手のこと、様々ある中で、やはりJRA賞の行方でしょうね。中でも、ここ3年該当者のいなかった最優秀新人騎...
信頼の手綱、これはファンの立場にとって、とても大切なこと。そしてまた一方では、競走馬を所有するオーナーにとっても。ある意味では、この両方の立場には共通点があります。そこで、それぞれ...
外国馬が毎週出走し、国際色を濃くしていくチャンピオンシリーズ。エリザベス女王杯に続いてマイルCSにも外国馬の姿が見られます。ジャパンCを見据えてエリザベス女王杯に出走したアナマリー...
短、中、長と距離別のレース体系に沿って競馬は行われ、それによって認識するものは深くなりました。そうした中、スピードを重視する考え方が強くなり、馬の力を比較する尺度にタイムを取り入れ...
この秋の競馬のすじ道が、一本はっきりしました。シンボリクリスエスの天皇賞の勝利は、それだけ大きなものがありました。ジャパンCから有馬記念と、年内の残る2戦がクリスエスの現役最後のレ...
中央のクラシックを初めて手中にした安藤勝己騎手の、胸中の感激を抑えたインタビューが印象に残りました。3000mという未知の領域を戦った菊花賞。ザッツザプレンティの手綱がめぐってきた...
秋華賞を見て、そのステップレースと本番との違いがはっきりしていました。前半1000mのタイムが、クイーンS61.4秒、紫苑Sが62.2秒、ローズSが61.0秒と大体がスローペースだ...
G1舞台の中心にと期待されるスティルインラブ、ネオユニヴァース、ファインモーション。そのいずれもが敗れた前哨戦を見て、つくづく、競馬の難しさを感じます。敗戦から巻き返しというテーマ...
競馬のルールはあまり変更しない方がいいと思っていますが、除外馬対策として今度適用される新ルールは、止むを得ないことでしょう。特に除外の多い未勝利、500万下では、ひとつのレースで2...
秋になると、いつも外国産馬のG1出走が話題になります。当面、秋の天皇賞にどの馬が出走できるか、有力馬が多いだけに、その行方には目が離せません。天皇賞2000mから、ジャパンC240...
坂路で一番時計、順調でどれくらい強くなっているのか楽しみと陣営が語っていた春二冠牝馬スティルインラブの5着をどう見るか、ひとつの課題をつきつけられたローズSでした。プラス22キロの...
開幕週の中山は、特に高速馬場と呼んで早いタイムが常識となっていたのですが、重賞第一弾の京成杯AHを見ると、そうでもなかったと思わざるを得ません。少なくとも、1分32秒台での決着と見...
9月6日・7日に北京で馬に関するイベントがあり、参加してきました。ひとつは、中国馬業協会主催の「中国純血馬繁育国際研究会」というシンポジウムで、もうひとつは、北海牧場オーナーの石田...
今年から新馬戦は、1回だけしか走れなくなり、ここまで来て、どんな影響があったのか、そろそろ何かが見えてくる筈でしょう。一般的に考えられるのは、1開催を通して各週均等にレースがあるの...
時折見せる地方騎手たちの好プレイ、一服の清涼剤の役割を果しています。どこが違うのかとよく聞かれるのですか、油断なくきっちり走らせていて、果敢なレース振りが共通しているというところで...
17日、日曜日の新潟競馬は、合計24本もの万馬券がとび出しました。そういう現場にいて、このうずに巻き込まれた者にとり、次週の立て直しが可能かどうか、心の迷いを覚えます。全て忘れるの...
ルーキー騎手の中で、少しずつ光を放つものが出てきました。数多く騎乗しないことには話にならなくとも、その機会を多くするには、まず勝利すること、そうでなければ期待以上のプレイを見せるこ...
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