重賞5勝・
カレンブラックヒルの調子がすこぶるいい。追い切りは水曜の朝一番に坂路コースで行われたが、馬なりで51.7-37.3-24.4-12.2の時計。平田師は「先週、しっかり追い切ったので今週は乗り手(秋山騎手)に任せた。馬なりでこの時計だし、かなり調子はいいね」とひじょうに満足そうだった。
GI馬である
カレンブラックヒルが7月下旬の
中京記念を走るのは珍しい。しかし、あえてここを使った理由について平田師は「あまりに調子がいいから」だと話す。「
安田記念のあと、いったん放牧に出してひと息入れました。
安田記念のときも調子はよかったですが、その後もあまりに調子がいいからもう1戦することになったんです」
はちきれんばかりにハリのある好馬体。栗東の暑さは厳しいが、
カレンブラックヒルはそれに負けている様子は見受けられない。ハンデは58.5キロだが「58キロは背負い慣れているし、そこから0.5キロ差ならこなせるはず」とマイナス材料とは受け止めていないようだ。「レースはいつものようなスタートを切り、どれだけ粘れるかがポイント。このあとは秋に向けて休養に入ります。とにかく調子がいいので、頑張って欲しいですね」(取材・写真:花岡貴子)