アイビスSDを快勝し、サ
マースプリントシリーズでトップタイの
ベルカントが栗東坂路で躍動した。道中は内ラチ沿いでうまく気持ちをコントロール。しまい重点にグイグイ末脚を伸ばすと、4F52秒8-37秒5、そしてラスト1Fは11秒6という驚異の瞬発力を披露。文句なしの状態を伝えた。
手綱を取った柴原助手は「もたれる面があるので、いつも通りに内ラチ沿いを気分良く行かせました。気合が乗っていますし、いい動きでした」と笑みを浮かべる。
前走のVが3歳春の
フィリーズレビュー以来の白星。浮上のきっかけをつかんだ大きな1勝となった。今回は
北九州記念4勝の実績を持つ
武豊(同馬でも3勝)とコンビ復活。「走ったり、走らなかったりと分からない面がある」と鞍上は首をひねるが、「能力はあるからね」と実力は高く評価する。
ここを勝てばサ
マースプリント王者の座に大きく近づく。「いい状態をキープできています。それに夏も合っている。チャンスだと思っていますよ」と同助手。ハイレベルの状態をキープして挑む一戦。主役は譲れない。
提供:デイリースポーツ