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マイルCS南部杯、ユートピアが連覇達成

  • 2005年10月10日(月) 16時11分
 10日、盛岡競馬場で行われた南部杯(3歳上、交流GI・ダート1600m、1着賞金6000万円)は、安藤勝己騎手騎乗の3番人気ユートピア(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、スタート直後から先頭を奪うと、直後につけた5番人気シーキングザダイヤに1.1/4馬身の差をつけ、堂々と逃げ切った。勝ちタイムは1分36秒7(良)。さらに5馬身離れた3着には2番人気タイムパラドックスが入った。1番人気に支持されたパーソナルラッシュは出遅れが響き、勝ち馬から1.9秒差の5着に敗れた。4着には4番人気プリサイスマシーンが入り、JRA勢5頭が掲示板を独占した。

 勝ったユートピア父フォーティナイナー母ドリームビジョン(その父ノーザンテースト)という血統。半兄に97年中京記念函館記念(共にGIII)など6勝(重賞2勝)を挙げたアロハドリーム(父クリエイター)がいる。02年11月に京都競馬場(芝1400m)でデビュー(5着)。2戦目(京都・ダート1400m)に初勝利を挙げ、暮れの全日本2歳優駿(交流GI)で初GI制覇。03年はユニコーンS(GIII)を制し、続くジャパンダートダービー(交流GI)でも2着と好走、秋初戦のダービーGP(交流GI)では4馬身差で快勝した。その後、勝ち切れない競馬が続いたが、04年マイルCS南部杯(交流GI)でアドマイヤドンを退け、約1年ぶりの勝利。今回はそれ以来の1年ぶりとなる勝利で、南部杯連覇を達成した。ここ最近の3勝は全て盛岡競馬場で挙げたもので、同競馬場は3戦3勝となった。通算成績26戦7勝(交流GI・4勝、地方10戦4勝)。

 鞍上の安藤勝己騎手は、03年アドマイヤドン以来となる同レース2勝目。管理する橋口弘次郎調教師は、昨年に次ぐ連覇で2度目の制覇となった。

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