15日、東京競馬場で行われた東京オータムジャンプ(JGIII・芝3300m)は、山本康志騎手騎乗の1番人気
バローネフォンテン(牡5、美浦・高橋裕厩舎)が、中団追走から徐々に進出し、直線で直後から迫った5番人気
テレジェニックの追撃を1.1/4馬身凌いで優勝した。勝ちタイムは3分38秒6(良)。さらに5馬身離れた3着には6番人気
マイネルユニバースが入った。
勝った
バローネフォンテンは、
父オペラハウス、
母ジュピターガール(
その父パークリージェント)という血統。半姉に03年
エンプレス杯(交流GII)勝ち馬の
ジーナフォンテン(牝7、船橋・熊坂光広厩舎、
父ベストタイアップ)がいる。03年1月に美浦・高橋裕厩舎からデビューするも、未勝利のまま03年夏に上山・小國和紀厩舎に転厩。上山在籍時に、5戦4勝の成績を挙げて同年10月に再び美浦・高橋裕厩舎に復帰。04年12月に障害入りし、初戦で障害初勝利。その後も05年3月の
ペガサスJS(OP)を制し、
東京ハイジャンプ(JGII)でも3着と好走するなど安定した成績を残していた。この勝利で重賞初制覇、通算成績を21戦7勝(うち障害7戦3勝、地方5戦4勝)とした。
鞍上の山本康志騎手、管理する高橋裕調教師共に同レース初制覇。
JRA重賞は、山本康志騎手が8月に
メジロベイシンガーで制した
新潟ジャンプS(JGIII)以来、通算2勝目。高橋裕調教師は、04年に
スキップジャックで制した
京王杯2歳S(GII)以来、通算5勝目。