東の秘密兵器が美浦Wで躍動した。スケール感あふれる走りで4戦3勝と底を見せていない
マッサビエルの最終リハは、
ジャストザオネスト(5歳500万下)を3馬身追いかける形でスタート。直線では戸崎圭が手綱を動かすことなく、5F67秒4-38秒0-13秒2で楽々と1馬身先着だ。
「先週は反応が鈍かったから、そこを見てほしいとジョッキーに言いました。きょうは良かったですね」と小笠師が満足げに口を開けば、またがった主戦も手応えは十分。「いい反応。まだトモに緩さはあるけど、春と比べて全体的に力がついています」と確かな成長を実感する。
6月の芦ノ湖特別では単勝1.5倍に応えて完勝。雄大な馬体から繰り出される自慢の末脚で古馬を一蹴した。「舞台設定は問題ない。リズム良く運んで、この馬の良さを引き出したい」とジョッキーは阪神外回りでの差し切りVを描く。遅れてきた大物が勢力図を塗り替える瞬間は、すぐそこまで迫っている。
トーセンバジルは栗東CWで5F66秒3-38秒9-13秒0。併せた
サトノメダリスト(3歳500万下)を1秒追走して4馬身先着した。またがった四位は「前の馬を見ながらいい感じ。いい動きだったよ」と納得の笑み。「少しひ弱だけど、操縦性が高くて乗りやすい。流れに乗っていい競馬をしたいね」と
菊花賞出走への権利獲得に力を込めた。
提供:デイリースポーツ