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ミッキークイーン池江師「馬体に張りが出てきましたよ」/秋華賞

デイリースポーツ
  • 2015年10月13日(火) 12時00分
 発馬難という春からの課題は残した一方で、オークス馬としての体面は保った。ローズS2着からの巻き返しをもくろむミッキークイーンが、主役としてラスト1冠に臨む。

 1週前は浜中を背に追われ、栗東CWで5F72秒8-12秒4(馬なり)「前走時のケイコの動きも良かったですが、状態が安定しているのは何よりです。一度使って馬体に張りが出てきましたよ」とフィジカル面の上積み加算にうなずく池江師。前走時に追い切りの手綱を取った岩崎助手も「中間のカイ食いはいいし、体も減っていません。もともと、緩いところのある馬ですが、前走を使ったことで締まりが出た感じ」と万全の状態を強調する。

 これまで3冠牝馬4頭以外にオークス&秋華賞の2冠を制したのは97年メジロドーベル、06年カワカミプリンセス、13年メイショウマンボの3頭。それらに続く偉業に挑む。非凡な能力を持つことはいまさら言うまでもなく、夏を無事に過ごすことには成功した。

 あとはゲートだけ。「内回りですからね。出遅れると致命的になる。五分に出て中団にさえいれば」トレーナーは願うように話す。

 できれば前哨戦で不安の芽は取り除いておきたかった。だが、課題を残したままの2着。それによって、新興勢力の台頭も許した。「これまでで五分に出たのはオークスだけ。ゲートの中で前脚を動かしてしまう。出れば抑えは利く馬なんです。その分、伸びてくれますから」と、昨年のショウナンパンドラに続くレース連覇を狙う浜中は言う。そこさえクリアすれば牝馬2冠への道も難しいミッションではない。

提供:デイリースポーツ

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