秋初戦の
セントライト記念をV。大型馬の
キタサンブラックが前哨戦を叩いて型通りの良化を見せている。前走時の馬体重(532キロ)はメンバー中最重量。「前走を使ってからガラッと変わりました。体が締まってすっきりしてきたし、前回よりも明らかに見栄えがいいです」と辻田厩務員。馬格がある分だけ、叩いた上積みは大きい。
中間は攻め馬を強化。コースで長めを乗り込んで長距離戦に備えてきた。「追い込みました。やり始めのころは疲れが出たけれど、今はもう大丈夫。火曜の朝も坂路からCWを1周、予定のメニューをこなしました」と愛馬の姿を誇らしげに見上げた。
距離を不安視する声も多いが「ダービーはイレ込んで気持ちが入り過ぎた。スタミナはあると思うし、当日の落ち着きさえあれば」と克服に自信あり。デビュー以来、初めて“ホーム”で走る関西馬が距離の壁を突破し、最後の1冠をつかむ。
提供:デイリースポーツ