セントライト記念に勝って本番に臨む
キタサンブラック(牡3・栗東・
清水久詞)に騎乗する
北村宏司騎手の共同記者会見が、美浦トレーニングセンターで行われた。
(先週栗東で騎乗した時の感触は?)
「前回の
セントライト記念の時は追い切りには乗らなかったのですが、普段乗ってくれている黒岩騎手に前走後の様子を聞いていましたし、どのくらい変わってきてるかを確認するイメージで先週は騎乗しました。順調に来ているなと感じました」
(春から成長した点は?)
「元々体高があった馬ですが、体高も伸びましたし、幅も出てきました。元々冷静な馬でしたので、精神面は特に大きく変わってはいないと思います」
(前走について)
「少し気持ちが乗り過ぎているかなと感じましたが、レース間隔が開いていましたし、仕方ないと思いました。返し馬はスムーズでしたし、上手にスタートできて、流れに乗ってリズム良く走れました。ペースも遅かったので、この馬もよく伸びているなとは思いましたが、他の馬も脚が溜まっているだろうなとも思いました。順調に前哨戦をクリアしてくれましたし、本番も楽しみにしています」
(
日本ダービー・14着を振り返って)
「スタート前にエキサイトしていましたし、スタートが良い馬ですが、力が入ったかなという部分があって、少しずつ噛み合わないところもありました」
(
菊花賞ではどのようなレースを?)
「落ち着いてうまく呼吸を合わせていければと思います。この時期は皆初めての3000mになりますし、他の馬がどんなリズムで行くのか読めないところもありますので、自分の馬とレースの流れを合わせていきたいです」
(距離について)
「こなせるかどうかはスムーズに運んでどれだけ脚が残っているのかだと思います。どのように乗ったら距離が持つかというのは難しいですが、持つように乗ってみたいです」
(最後に)
「いつもオーナーには乗せてもらって、応援して頂いていますので、期待に応えられるように頑張りたいと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)