ラブリーデイの快進撃は突然始まった。年明けの
中山金杯で重賞初タイトルを手にすると、続く
京都記念では
キズナ、
ハープスターを撃破。距離が長過ぎた
阪神大賞典(6着)と
天皇賞・春(8着)は敗退したが、
鳴尾記念、
宝塚記念を連勝して、中距離の頂点を極めた。さらに、秋初戦の
京都大賞典も完勝。今年だけで既に重賞5勝。もう、その強さに疑いを挟む余地はない。
「本当、進化しているよね。前走も幅が出てパワーがついているとは思ったが、それで切れ味も出たのは意外。あそこまで切れるとは。後ろ姿なんか(父の)
キングカメハメハにそっくりになってきたね」と池江師は急成長ぶりに目を丸くする。
前走は得意とはいえない2400m戦だったが、それで上がり3F32秒3という驚異的な末脚を発揮。今回はベストの2000m戦。相手はそろうが、戴冠の期待は高まる。
主戦・川田の騎乗停止により、浜中に乗り代わりに。指名を受けた
皐月賞(15着)以来のコンビとなるジョッキーも「2戦連続(
宝塚記念・
デニムアンドルビー、
京都大賞典・
サウンズオブアース)であの馬の2着に負けていて、強さは分かっている。チャンスは大きい」と意欲をみなぎらせる。池江&浜中コンビは
ミッキークイーンで
秋華賞を勝っており、流れもいい。「11.1」も、きっとラブリーな1日になる。
提供:デイリースポーツ