現地時間29日、米・ベルモントパーク競馬場で行われた
BCクラシック(3歳上、米G1・ダート10f)は、J.ベイ
リー騎手騎乗の1番人気セイント
リアム SaintLiam(牡5、米・R.デュトロウ厩舎)が、4番手追走から直線で先頭に並びかけると、食い下がる5番人気フラワーアリー
FlowerAlleyに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分01秒49(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には7番人気
パーフェクトドリフト PerfectDriftが入った。
勝ったセイント
リアムは、
父Saint Ballado、
母Quiet Dance(
その父Quiet American)という血統。半弟にコングレショナルオナー Congressionalhonor(
父Forestry、ベイメドーズダービー-米G3)、近親にコロニアルミンストレル
Colonial Minstrel(
父Pleasant Colony、シュヴィーH-米G2)がいる。03年2月にデビュー。04年のク
ラークH(米G2)で重賞初制覇を達成。今年は2月のドンH(米G1)で、後にドバイワールドC(首G1)を制した
ロージズインメイ Roses in Mayを破りG1初制覇。さらに
スティーヴンフォスターH(米G1)でG1・2勝目を挙げ、続く
ホイットニーH(米G1)では
コメンテイター Commentator(セン4、米・N.ジトー厩舎)にクビ差屈したが、前走ウッドウォードS(米G1)を快勝し、ここに臨んでいた。これで今年G1・4勝目、通算成績を20戦9勝(重賞5勝)とした。なお、同馬は11月26日(土)に東京競馬場で行われる第6回
ジャパンCダート(GI・ダート2100m)に選出されている。
J.ベイ
リー騎手は95年
シガー Cigarで制して以来10年ぶりの勝利で同レース5勝目。管理するR.デュトロウ調教師は同レース初制覇となった。