天皇賞・秋(GI・芝2000m)に向けて、イスラボニータ(牡4・美浦・栗田博憲)がウッドチップコースで最終追い切りを消化した。追い切り後の栗田調教師と蛯名正義騎手のコメント。

栗田調教師
「3歳時はチャカチャカしていましたが、随分成長しました。今日追い切りが終わった後もとても落ち着いていましたし、歩様もゆったりしていて良い雰囲気です。前走の毎日王冠(GII・3着)の時は、息を作ろうと攻めていた分、馬が苦しかったのかもしれません。前走は半信半疑でしたし、8割5分くらいの仕上げだったのですが頑張ってくれたました。1度叩いて落ち着きが出ていますし、いつも通り自分の競馬をしてくれればと思います。東京コースも何度も経験していますし、問題ありません」

蛯名騎手
「先週は15-15くらいの追い切りだったので、今週はそれなりにやりました。上がって来た時の息遣いも良いですし、素軽さが出てきて上積みはありますね。前走は手応えの割りには伸びませんでしたが、これだけ長く休んだのが初めてだったこともあると思います。調教の過程でもそのような影響が感じられました。

　レース当日はイレ込んでテンションも高く、ゲートの中でもうるさかったですからね。馬も苦しくて、レースもそのような感じでしたが、その割には走ってくれたと思います。1度使って上積みはあると思いますし、良くなっていることは間違いありません。あとはメンバーが強力になりますので、ここでどういう競馬をしてくれるかですね」
(取材・写真：佐々木祥恵)