(13)
ヴァンセンヌ=上積みは相当だ。
毎日王冠では9着に敗れたが「間違いなく良くなりました。ええ、激変しています」と井上助手は不気味なひと言を放った。2000mは今回が初めて。「この状態で走らなかったら、距離が長いということでしょう」と仕上がりには自信満々だ。
(14)
ステファノス=今春には香港遠征も経験しており「輸送は大丈夫です。いつも通りの感じ」と藤野助手。叩き2走目は過去〈2100〉と抜群の成績を残している。「もともと休み明けは走らないタイプですから。使って気持ちが前向きになってきましたよ」と上積みを予告した。
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ショウナンパンドラ=牝馬とは思えない堂々とした歩みで馬運車を降りた。吉田助手は「順調です。おとなしくて自分を持っている馬。すごく状態がいい。
オールカマー(1着)より上がっている感じ。枠は外ですが、気にしません」と自信たっぷり。好走を確信している様子だった。
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イスラボニータ=いつもの東京出走時と同じく当日輸送ではなく、土曜午前7時に競馬場入りした。「前日朝の入厩はいつも通りだし、入る馬房もいつもの場所」と佐藤助手。休み明けの
毎日王冠は3着に敗れたが、「1回使って上積みはある。去年はいい状態だったが、それに近い状態にある」と出来の良さに胸を張っていた。
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スピルバーグ=土曜朝に東京へ到着。「少し渋滞していたが、問題はない」と津曲助手。水曜の追い切りに続いて金曜も時計をマークする意欲的な調整で仕上げてきた。「追い切りが足りなかったわけではない。順調に来ている」。史上2頭目の連覇達成へ自信の口ぶりだ。
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アドマイヤデウス=骨折で6カ月ぶりとなるが、馬体に太め感はなし。「久々でも出来には自信があるよ」と松田助手はニヤリだ。ただ話が枠に及ぶとややトーンダウン。「春の天皇賞も大外。こんなことってあるんやね。まあリベンジできればええな」と最後は前向きに話した。
提供:デイリースポーツ