前走の
エルムSは1番人気で4着に終わった
クリノスターオー。高橋忠師は「たたきつけるような走法なので爪が割れやすく、そこに砂が入るのを気にしてやめてしまうところがあった」と説明する。1週前追い切りは、幸を背に栗東坂路で4F50秒7-12秒5(一杯)。テンから意欲的に運んで好時計をマーク。追われてからもしっかり伸びた。きっちりと力は出せそうだ。「今は体調に問題はないし、脚元も大丈夫だが、気を抜かずに走ってくれるかが鍵になる」とやや慎重な口ぶりだったが、得意の京都に変われば軽視は禁物。4つ目の重賞タイトルを手にして、意気揚々と
チャンピオンズCへ向かいたいところだ。
エルムS3着、
白山大賞典2着と衰えを知らない9歳馬
エーシンモアオバー。1週前追い切りは、栗東Bで6F78秒0-11秒4(馬なり)。余裕たっぷりに好時計をマーク。気配は上々だ。沖師は「状態は引き続きいいと思います。ハナに行き切れればとにかくしぶといが、同型馬との兼ね合いですね」と、他馬を気にかけながらも「
チャンピオンズCにいい状態で向かいたいので、しっかりと態勢を整えておきたいです」とGIの舞台を見据えていた。
提供:デイリースポーツ