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ラキシスを管理する角居調教師
――昨年このレースを制した
ラキシスですが、今年はローテーションを少し変えてきましたね
角居 そうですね。オーナーの意向をふまえてそうなりました。
――前走の
京都大賞典を振り返ってください
角居 思いのほか馬体重の面で厳しいところがありました。レースは道中いい感じで来たので、直線でもうちょっとはじけてくれたらいいのにな、と思いました。
――前走比でマイナス16キロ、それも響いているのでしょうか?
角居 そうですね。それも要因の一つだと思います。
――その前の
札幌記念と
京都大賞典、どちらも勝ち馬との着差はわずかでした
角居 そうですね。あまり大きく負けてはいませんでしたね。
――春の
大阪杯では
キズナなどを相手に堂々と差し切りました
角居 能力を出せましたね。
――
エリザベス女王杯に向けての調整はいかがでしょう?
角居 動き的には良くなってきていると思います。前回、前々回よりかは今回の方がいいと思います。
――馬体そのものはいかがでしょうか?
角居 どうでしょうかね。(カイバを)食べたり食べなかったりというのは今でもまだあるんですけど。競馬場に連れて行く前は470キロを超えているんですが。後は競馬場でメンタル的にどうなのかでしょう。
――この馬にとって一番大切なのは本番での精神状態でしょうか?
角居 暴れたりはしません。ですが、ご飯を食べなかったりすると体重を急激に落としたりしますね。だから、蓋を開けてみるまで分からない部分はあります。
――このレースを勝っている実績がありますが
角居 そうですね。苦手ではないと思います。
――今回、ムーア騎手が初めて騎乗しますね
角居 そうですね。世界の名手ですね。
――ムーア騎手には事前に何かお伝えされますか?
角居 口向きの難しいところがあるので、その辺りですね。
――それはこれから伝えられるのですか?
角居 競馬場で言えばいいと思っています。
――連覇に向けて、最後にひとことお願いします。
角居 がんばりますので、応援よろしくお願いします。
(取材・文:花岡貴子)