4日、01年の南関東4冠を制した
トーシンブリザード(牡7、船橋・
佐藤賢二厩舎)が、現役を引退することが発表された。今後は新冠・白馬スタリオン
ステーションで種牡馬となる予定。なお同馬の引退式は、23日(水、祝)に
船橋競馬場で行われる。
トーシンブリザードは
父デュラブ、
母ユーワトップレディ(
その父ブレイヴェストローマン)という血統。00年9月にデビューし、2連勝で迎えた全日本
3歳優駿(交流GII)を7番人気という低評価ながら優勝する。01年は
京浜盃(南関東G2)から始動し、
羽田盃、
東京王冠賞、
東京ダービー(すべて南関東G1)を制し、
ロジータ以来12年ぶりの南関東3冠を、史上初となる無敗で達成。続く
ジャパンダートダービー(交流GI)も快勝し無傷の8連勝で、南関東4冠を達成するが、直後に骨折が判明。長期の休養を余儀なくされる。5ヶ月ぶりの復帰となった
東京大賞典(交流GI)では
トーホウエンペラーの3着。02年には
フェブラリーS(GI)に挑戦し、猛然と追い込んだものの、
アグネスデジタルの2着と惜敗。
ダイオライト記念(交流GII)は5着に敗れるも、
かしわ記念(交流GII)を快勝し、復帰後初勝利を挙げる。しかし、1番人気に支持された
帝王賞(交流GI)で8着に敗れると、蹄の不安により再び1年半に及ぶ長期休養に入る。復帰後は勝ち星こそ挙げられなかったが、04年
かしわ記念(交流GII)2着、05年
さきたま杯(交流GIII)3着など交流重賞で息の長い活躍を見せた。3日に行われた
JBCスプリント(交流GI)7着が最後のレースとなった。通算成績30戦9勝(重賞7勝、うち交流重賞3勝)。