6日、東京競馬場で行われた
アルゼンチン共和国杯(3歳上、GII・芝2500m)は、佐藤哲三騎手騎乗の3番人気
サクラセンチュリー(牡5、栗東・
佐々木晶三厩舎)が、中団追走から直線で先に抜け出した14番人気
マーブルチーフをゴール前でアタマ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは2分32秒4(良)。さらに1馬身差の3着には2番人気
コイントスが入り、1番人気に推された
デルタブルースは直線伸び切れず5着に敗れた。
勝った
サクラセンチュリーは、
父サクラローレル、
母サクラヒラメキ(
その父ノーザンテースト)という血統。叔父に94年
弥生賞(GII)、96年
七夕賞(GIII)を勝った
サクラエイコウオー(
父マルゼンスキー)がいる。02年9月にデビューし、4戦目で初勝利。以後、コンスタントに勝ち星を重ね、04年
鳴尾記念(GIII)で重賞初制覇し、
日経新春杯(GII)も制して重賞2連勝を飾っている。続く
阪神大賞典(GII)4着後、調教中に左寛跛行を発症し、目標としていた
天皇賞・春(GI)を回避していたが、9月に行われた朝日
チャレンジC(GIII)で戦列に復帰していた。復帰初戦は6着、続く
京都大賞典(GII)を5着とやや精彩を欠いていたが、復帰3戦目となる今回で重賞3勝目を飾った。通算成績21戦7勝。
鞍上の佐藤哲三騎手は、
ユーセイトップランで制した98年以来、同レース2勝目。管理する佐々木昌三調教師は、同レース初制覇となる。
JRA重賞は、佐藤哲三騎手が10月29日に
サンライズバッカスで制した
武蔵野S(GIII)に続く通算29勝目。佐々木昌三調教師は、10月29日に
コスモサンビームで制した
スワンS(GII)に続く24勝目。