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ファンタジーS、Aボイスが母を越える重賞2勝目

  • 2005年11月06日(日) 15時45分
 6日、京都競馬場で行われたファンタジーS(2歳牝、GIII・芝1400m)は、武豊騎手騎乗の1番人気アルーリングボイス(牝2、栗東・野村彰彦厩舎)が道中は中団の内々を追走し、一旦は外に出せず後方まで位置を下げたが、直線では大外から猛然と追い込み、直線入り口で早めの先頭に立った4番人気ラッシュライフをゴール直前クビ差交わして優勝した。勝ちタイム1分21秒4(良)。さらに2馬身差の3着には、馬群の中から差し込んだ10番人気ニシノタカラヅカが入った。

 勝ったアルーリングボイスは、父フレンチデピュティ、母は99年小倉3歳S(GIII)を制したアルーリングアクト(その父エンドスウィープ)という血統。デビュー戦(阪神・芝1200m)はクビ差2着に惜敗するも、続く未勝利戦は3.1/2馬身差で快勝。迎えた小倉2歳S(GIII)ではハナ差ながら勝利し、母娘同一重賞制覇を達成した。前走のききょうS(OP)でも1番人気に応えて危なげなく完勝していた。通算成績5戦4勝(重賞2勝)。

 鞍上の武豊騎手、管理する野村彰彦調教師は共に同レース初制覇。JRA重賞は、武豊騎手ディープインパクトで勝利した菊花賞(GI)以来、今年21勝目、通算では215勝目。野村彰彦調教師は、同馬で制した小倉2歳S(GIII)以来、今年2勝目、通算20勝目となった。

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