12日、京都競馬場で行われた
京都ハイJ(JGII、芝3930m)は、
西谷誠騎手騎乗の2番人気
テイエムドラゴン(牡3、栗東・小島貞博厩舎)が道中は中団を追走、4角手前で先頭に並びかけると直線は後続を突き放し快勝した。勝ちタイムは4分33秒2(稍重)。4馬身差の2着に圧倒的1番人気(130円)に支持されていた
アズマビヨンド、さらに1.1/2馬身差の3着に3番人気
オンワードラトゥルが入った。
勝った
テイエムドラゴンは、
父アドマイヤベガ、
母ヤエシラオキ(
その父マルゼンスキー)という血統。04年11月に京都競馬場でデビューするも、平地では9戦して未勝利。前走から障害に転向し、初勝利を挙げていた。今回の勝利で障害連勝、ジャンプ重賞初勝利となった。通算成績11戦2勝(障害2戦2勝)。現3歳世代が初年度産駒となる
アドマイヤベガ産駒は、04年
札幌2歳S、05年
共同通信杯(共にGIII)を制した
ストーミーカフェに続き、2頭目の重賞勝ちとなった。
鞍上の
西谷誠騎手、管理する小島貞博調教師共に同レース初制覇。
JRA重賞は、
西谷誠騎手が
オンワードメテオで制した02年
東京ハイJ(JGII)以来、通算5勝目。小島貞博調教師共は、
テイエムチュラサンで制した今年の
アイビスSD(GIII)以来、通算2勝目となった。