無傷2連勝でまだ底を見せていない。
アットザシーサイドは火曜の朝、栗東DPを周回。軽快な脚さばきで体調の良さを伝えた。川上助手は「いつもと変わりないですね」と穏やかな表情を見せる。「オンとオフがうまく使えるタイプだし、そういうのがいいのも。掛かるところがないし、1F延びても大丈夫だと思う」と好感触だ。
新コンビで2歳女王決定戦に参戦。三浦は「浅見先生にはデビュー時からお世話になっている。本当にありがたい話」と感謝の意を口にした。2戦連続でメンバー最速の上がり3Fをマーク。前走の秋明菊賞では次位に0秒7差をつける最速の上がりで2馬身突き抜けた。「“いい馬だな”と思っていた。見応えのあるレースをする。とにかく切れがすごい」。追い切りに騎乗予定はないが、既に特徴はインプットしている。
デビュー8年目。交流GIを
ディアドムス(14年
全日本2歳優駿)で射止めたとはいえ、中央の
ビッグタイトルはまだ手にしていない。58回騎乗して2着2回、3着4回。あと一歩のところで涙をのんでいる。「どの馬にもチャンスがありそう。乗り方ひとつ」。会心の騎乗を決めた先に悲願は必ずある。19日に26歳となる若武者は、ひと足早く自身の手で誕生日祝いの一発を放つ構えだ。
提供:デイリースポーツ