4か月ぶりでも態勢は万全。もはや速い追い切りは不要だ。
ロードクエストは美浦坂路を馬なりで4F58秒8-43秒0-13秒5。小島茂師も「もう体はできている。最後にガス抜きをする感じで。ええ、動きは良かったですね」と、滑らかな口調で好仕上がりを約束した。
今回は2か月に渡って厩舎で調整。計13本の時計を出し、1週前には美浦Wで濃密な3頭併せも消化。「それでもまだ強くはやっていない。本気ではやっていないんですよ」と今後への伸びしろを消さないようにしつつ、現時点で納得の出来に持ってきた。
新潟2歳Sは度肝を抜く上がり3F32秒8の末脚で最後方からごぼう抜き。「前走も、勝てるかなとは思っていた。当時よりさらに良くなっています」と強豪が集う一戦にも自信は揺るがない。例年以上にタレントぞろいと言われる2歳牡馬路線。東の大将格が放つ豪脚に注目だ。
新馬-
黄菊賞を連勝中の
バティスティーニは、栗東CWで
ナンヨーマーク(4歳1000万下)との併せ馬で首差先着。6F84秒2-38秒7-13秒0をマークした。松田国師は「相手はケイコ駆けする馬。落ち着いていたし、良かったと思う」と納得。今回はもちろん、来春の大舞台を見据えての初東上。「京都の2000mと違って、器用さがないと駄目。そのためには、ある程度のメンバーと戦っておかないと。上手に走れるかどうか」と期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ