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東西金杯、角居勢は有馬1、2着騎手で両制覇を狙う

  • 2016年01月03日(日) 18時05分
 2016年の中央競馬も幕開けを飾る金杯。角居厩舎勢が東西両制覇を狙う。

 中山金杯を狙うフルーキーは3日は坂路で54.7-39.6-25.6-12.9の時計を出した。

「年末30日にウッドチップコースでエキストラエンドシャドウダンサーの3頭併せでしっかりと追い切っているので、今日は気合が乗る程度の調整でじゅうぶんでしょう」と前川助手。

 オープン入りしてから重賞に挑戦するも善戦どまりの成績が続いた。しかし、昨年秋にオープン特別のポートアイランドSを勝ち切ったあと、12月のチャレンジCで待望の初重賞制覇を果たした。

「年齢を重ねるごとに幼さが抜けて、競馬への集中力が増しています。すごく体が柔らかい馬なので、レースでのダメージも少ないですね。折り合いはまったく問題ない馬なので、4つコーナーがあるコースも大丈夫でしょう。」

 京都金杯を狙うエキストラエンドは2日に坂路で58.9-42.5-27.4-13.5と速い時計が出たため、これが最終追いとなり、3日は厩舎まわりの引き運動にとどめた。

「2日の坂路では具合がよすぎて、予定より時計が速くなってしまいました。こちらも年末にしっかり追い切っていますから、もともと年明けは調整程度に追い切る予定でした。」

 マイルCSを予定していたが外傷のため、放牧に出た。京都金杯からの復帰は予定どおりだ。

「この馬は京都では下りの坂を上手に利用して勢いをつけて走ります。実績が示すとおり、相性がいいコースです」

 明け7歳だが、前川助手は「まだまだ若い。むしろ、年をとって体の使い方がうまくなっています。衰えは感じません」と太鼓判を押す。

 鞍上はエキストラエンド吉田隼人フルーキーミルコ・デムーロと、有馬記念1、2着のジョッキーを配している。

「幸先いいスタートが切れるといいですね。いい勝負ができると思いますよ」(前川助手)
(取材・写真:花岡 貴子)

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