首差で勝利をもぎ取った。「第50回
シンザン記念・GIII」(芝1600m)は10日、京都11Rに18頭で争われ、8番人気の
ロジクライ(栗東・須貝)が1分34秒1のタイムで重賞初勝利を飾った。好位のインを追走し、直線で逃げた11番人気
シゲルノコギリザメ(3着)を追撃。粘り腰を発揮する相手に苦しんだが、ゴール手前で競り落とした。なお、2着は2番人気の
ジュエラー。直線では離れた外から目の覚めるような脚を使ったが、首差及ばなかった。
シゲルノコギリザメはさらに首差でのゴール。1番人気
ピースマインドは好位につけたが、直線で失速して14着に沈んだ。
シンザン記念を知り尽くす浜中が巧みな手綱さばきで勝利に導いた。「折り合いは大丈夫でしたし、3コーナーで内へうまく入れました。ゴール前は横一線で差のない競馬でしたが“頑張ってくれ”という気持ちでしたよ」と笑みを見せる。
鞍上の絶妙騎乗で重賞初制覇を決めた
ハーツクライ産駒。「長くいい脚を使える馬ですから。今後はじっくりと考えますが、
皐月賞(4月17日・中山、芝2000m)を目標にしていきます」と須貝師。厩舎の大黒柱
ゴールドシップの引退直後に現れた新星に指揮官は目を細めた。
提供:デイリースポーツ