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復帰戦のインカンテーションへ羽月師「次につながる内容の競馬をしてほしい」/東海S

  • 2016年01月19日(火) 12時00分
 昨年はフェブラリーS2着から平安S1着。続く帝王賞での天下取りが現実味を帯びてきたところに、骨折というアクシデントに見舞われたインカンテーションが、いよいよ復帰する。「勝負の1年」。そう位置付けた5歳の下半期を休養することになってしまったが、トップを狙える素材であることに変わりはない。

 昨年12月に放牧先から帰厩。ブランクを埋めるべく、調教を重ねてきた。1週前には栗東CWでサクラエール(5歳オープン)と併走追いを敢行し、6F84秒9-40秒6-12秒6をマーク。気迫のこもった追い切りを展開して、存在感を示した。

「併せ馬で動きには余裕がありました。ただ、骨折してこれだけ長い期間休んだのは初めて。レース勘という点でどうか、というところはありますが、次につながる内容の競馬をしてほしい」。次走に予定しているフェブラリーS(2月21日・東京、ダート1600m)へ向けていいステップを踏んでほしい。送り出す羽月師は慎重にこう話す。

 昨年の東海Sはゲートを出てすぐにトモを滑らせて落鉄。最後方からの競馬を強いられながら、3着に押し上げ意地を見せた。中京ダート[2・0・2・1]と順応性は高い。いい形でGIの舞台へ向かいたい。

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