さらなる飛躍の一年へ、
ディサイファが好発進を期す。
最終追い切りは美浦坂路で単走。馬場の外めをしっかりとしたフットワークで駆け上がると、楽な手応えのまま4F54秒2-39秒3-12秒9を計時した。手綱を取った小島良助手は「良かったよ。体もいいし、問題ないね」と仕上がりに合格点を与えた。
金鯱賞の後は厩舎に滞在してじっくりと乗り込んできた。その前走は結果的に最内枠がアダとなり、勝負どころで内々に包まれて動くに動けない状況。最後に馬群を割って伸びてきたが、時既に遅し。完全に脚を余しての敗戦だった。
今回は13年5月(500万下=2着)以来、久々に
武豊とコンビを組む。小島太師は「もともと期待の大きかった馬だけど、当時はまだ後ろから見ると薄っぺらな馬だった。今とは比べものにならない。ジョッキーも成長ぶりにビックリすると思うよ」と目を細める。
昨年は5着に敗れた舞台。「昨年はこんなものかという感じ。だけど、今回は昨年GIIの
札幌記念を勝ったりして、確実に成長しているからね」と意欲を見せる。加えて週末は天気が崩れる予報。「かき込むような走法だから道悪も問題ない。かえっていいんじゃないかな」と前を向く。
騎手時代には5勝をマークしており「調教師でも勝ちたいね」とニヤリ。明けて7歳だが、まだまだ成長を続ける厩舎の看板馬。再びGIの大舞台に立つためにも、年明け初戦から結果を求めていく。
提供:デイリースポーツ