軌道に乗った芦毛の良血馬が世界進出を狙う。05年天皇賞馬
ヘヴンリーロマンスを母に持つ
ラニは目下2連勝中。勢いに乗って日曜・東京9R
ヒヤシンスSでオープン特別Vを狙う。「うまくスタートを切って、追走していければ」と母の主戦でもあった松永幹師は期待を寄せた。
着実に成長を遂げている。連闘で臨んだ前走のカトレア賞は後方から豪快なまくりを放って快勝。今回は3か月ぶりの実戦だが「体は増えましたが、動きは軽くなっていますよ。ほかの馬を襲い掛かるぐらい(の気性)ですが、最近はいくらか扱いやすくなったと思う」と指揮官は目を細めた。
ここを勝てば、予備登録済みのUAEダービー・UAE・GII(3月26日・メイダン、ダート1900m)への出走もかなうだろう。さらに同レースで2着以上なら、日本馬として95年
スキーキャプテン(14着)以来、21年ぶりの
ケンタッキーダービー・米GI(5月7日・
チャーチルダウンズ、ダート約2000m)挑戦が現実のものとなる。「全て、このレースに懸かっています」。厩舎一丸となって負けられない戦いに臨む。
提供:デイリースポーツ