桜花賞TR「第50回
フィリーズレビュー」(芝1400m)は阪神11Rに18頭で争われ、好位のインで脚をためた8番人気の
ソルヴェイグ(栗東・鮫島)が直線で逃げる2番人気の
キャンディバローズを満を持して抜き去ると、返す刀で後方から迫った1番人気の
アットザシーサイド(2着)の追撃をシャットアウト。1馬身1/4差で鮮やかに重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分22秒1。2着から鼻差の3着には
キャンディバローズが粘り、この上位3頭が
桜花賞(4月10日・阪神、芝1600m)の優先出走権を獲得した。
(3)(5)着の近2走は渋った馬場に泣かされたが、良馬場なら反撃できる下地はあった。「新馬の時から素質を感じていました。きょうはいい枠をいただきましたし、人気の逃げ馬が前にいたので直線までスムーズに走れればと思っていました。しっかりと我慢してくれて本当にいい内容で走ってくれました」。殊勲の川田は
中日新聞杯(
サトノノブレス)に続き、土日で重賞をジャック。絶好調の勢いを余すことなくパートナーに伝えた。
祖
母アイリッシュカーリ、
母アスドゥクールも手がけた鮫島師の喜びもひとしお。「祖母は気が強かったが、一代経て薄まったかな(笑い)。あの折り合いなら、マイルでも大丈夫じゃないか」と本番へ向けて前向きだ。“打倒
メジャーエンブレム”を掲げる関西馬に、新たな一枚が加わった。
提供:デイリースポーツ