先週、先々週に続き最終追いも3頭併せで負荷を掛けられた。
シュヴァルグランは栗東CWで7F98秒6-39秒6-12秒9を計時。最後方追走から4角で内に入り、
アドマイヤイバマ(6歳1000万下)に0秒5先着、
アドマイヤフィズ(3歳未勝利)と併入を果たした。
ただ、陣営の
ジャッジは微妙だ。またがった福永は「成長途上の動き」と率直な感想を述べつつ、「ま、競馬に行くと走りが違うから」と実戦でのパフォーマンスに託した。友道師も「まだ本物ではないが、先週よりはいい。この馬の力を出せる状態」とスッキリしない口ぶりだ。
総合すれば“何とか及第点”といったところだろうが、これも期待の裏返しとも取れるだろう。
日経新春杯は4角で他馬と接触する不利が響き2着。「それでも最後は馬込みを割ってきたし、勝負根性やスタミナはある。折り合いはつくので、長いところはいい」と師は、長丁場での仕切り直しに意欲をのぞかせる。伸びしろを多く残す明け4歳馬。重賞初タイトルを手に、堂々とGI舞台へ駒を進めたい。
提供:デイリースポーツ