アルビアーノ(牝4・美浦・
木村哲也)の追い切り後、管理する木村調教師の記者会見が行われた。
(ウッドチップコースで併せ馬を行った最終追い切りについて)
「予定通り良い追い切りができて動きも良かったですし、ホッとしています」
(追い切り前の指示は?)
「前半は冷静にフットワークの質を確認してもらって、最後感触が良ければ動かしてきて良いと乗り手には指示を出しました。その通りやれましたので、良い方向には行っていると思います」
(外と内からしっかり挟みこまれて、プレッシャーがかかる追い切りに見えたが?)
「自分の感覚ではそれはないですね。抑え方の問題で一瞬頭が上がったところはありましたが、そのアクションが馬込みに入れた時にひるむという方にはリンクしないと自分では考えています」
(前走
オーシャンSの5着について)
「スタートでのんびり出ていって、騎手には申し訳なかったなとは思っているのですけど、最後不利がありましたし、なかなか評価しづらいところはありますね」
(位置取りも後方だったが?)
「不利があったので自分では評価しづらいところですが、結果的に馬に重大なトラブルがなく、今日現在健康でいてくれることに関してホッとしています」
(前走から中2週になるが、調整過程は?)
「レースが終わった週の水曜日(3/9)に一旦ノーザンファーム天栄に移動して、向こうで治療や歩様検査をしました。翌週の火曜日(3/15)、私も見に行きましたが、牧場で強い調教をやってその時の状況を確認してから、美浦に戻してきました。日曜日(3/20)と今朝と強い調教をやっています」
(2度目の1200m、今回は中京にコースが替わるが?)
「別段中京だからということはないですし、右も左も関係ないです」
(
ルメール騎手との相性は?)
「あれだけ数字を挙げているジョッキーなので、僕が評価するのは失礼かなと思っています」
(相手関係については?)
「あくまで挑戦者ですし、タイトルホースがいつもズラッと出ていますし、そこに参加させてもらえてありがたいことだと思います」
(レース運びは?)
「1度使って馬にも良い意味で余裕もあるし、良い意味でキュッとなっているところもあるので、騎手にはそんなに迷惑はかけないと思っています。あとはスムーズに競馬をしてくれれば、位置取りに関しては注文する立場にはないと思っています」
(輸送は何曜日に?)
「今のところは、金曜日の朝出発する予定です」
(最後に意気込みを)
「追い切りを終えたばかりで、今のところ健康状態に大事はないですが、今日もこの後もレース当日まで出走させて恥ずかしくないのかどうかというのを、ギリギリまでしっかり判断していくのが自分の仕事だと思っています。そういう意味では、まだまだ仕事は山積していると思っています」
(取材・写真:佐々木祥恵)