14年
皐月賞馬
イスラボニータが巻き返しを狙う。今期初戦の
中山記念は出遅れ、道中は外を掛かり気味。直線では伸びることなく9着に敗れた。3か月ぶりの実戦でも状態は良かっただけに、この敗戦には陣営の落胆も大きかった。
2走前の
マイルCS(3着)でもジャンプするようなスタートで立ち遅れる形に。敗因の一つに発馬難があるとして、この中間は週1回のゲート練習で矯正に努めている。「練習ではスムーズに出ている。あとは実戦で真っすぐに出せるかどうか」と栗田博師はうなずく。
1週前の24日には、美浦Wで5F64秒8-36秒5-12秒2と破格の好時計をたたき出しており、引き続き気配は文句なしだ。「休み明けを一度使って動きが軽くなっている。あとは輸送もあるので、今週は
ヒートアップさせないように」とトレーナーは上積みを強調した。
昨年は脚部不安により回避するアク
シデントに見舞われただけに、今年は期する思いもあるだろう。「新しい気持ちで走ってほしいね」と指揮官は初の阪神参戦に意欲を燃やしている。ここでしっかりと軌道を修正させ、胸を張ってGI戦線に挑みたい。
提供:デイリースポーツ