ダービー卿CT(GIII・芝1600m)に出走する堀宣行厩舎のキャンベルジュニア(牡4)が、今日ウッドチップコースで追い切りを行った。追い切り後の橋本調教助手のコメント。

「前走(関門橋S・1600万下)は勝ち方も鮮やかでしたし、走破時計も速くて文句のない良い内容でした。小倉からでしたので、中間はノーザンファームしがらき経由で再入厩して調整していますが、順調に来ています。

　さほど大きく変わったところはないですが、昨年春はジリ脚というか渋いタイプという感じでしたけど、夏が良い休養になったのか、終いしっかり良い脚を使ってくれて競馬振りが本当に良くなったと思いますし、良い形で成長しています。今回相手は強くなりますけど、馬はかなり成長していますし、ハンデも手頃ですからね。難しいコースなので、うまく流れに乗ってレースができればチャンスは十分あると思います」

　来週の阪神牝馬S(GII・芝1600m)に出走を予定しているカフェブリリアント(牝6・美浦・堀宣行)も、今日ウッドチップコースで1週前追い切りを行っている。追い切り後の橋本調教助手のコメント。

「前走(ターコイズS・重賞・8着)は引っ掛かり気味というか、口向きの悪さを少し見せてしまいました。中山で外を回りながらあのような形になると、相当厳しいと思います。また口向きの悪さが出てきてしまいましたが、若い頃はこれが出世を妨げていましたので、中間もそのあたりの矯正を重点に置いてやっています。まだ完璧ではありませんし、完璧になったとしても、競馬ではまた違いますからね。競馬で口向きの悪さを見せずにうまく流れに乗れれば、牝馬同士なら当然力は上位です。阪神コースに替わるのは、プラスだと思います」

(取材・写真：佐々木祥恵)