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マイネヌーヴェルが現役引退、繁殖入り

  • 2005年12月09日(金) 21時00分
 03年フラワーC(GIII)を制したマイネヌーヴェル (牝5、美浦・稲葉隆一厩舎)が、9日付でJRA競走馬登録を抹消、現役を引退することになった。今後は新冠・ビッグレッドファームで繁殖入りする予定。初年度の種付け相手には、同ファーム代表の岡田繁幸氏が購買した新種牡馬ロージズインメイ(05年ドバイワールドC-首G1)が予定されている。

 マイネヌーヴェルは、父ブライアンズタイム母マイネプリテンダー(その父Zabeel)という血統。02年11月にデビューし2戦目で初勝利。続くホープフルS(OP)にも快勝し、03年初戦のフラワーC(GIII)では、道中最後方から直線目の覚めるような末脚を繰り出し、3連勝で重賞初制覇を達成した。桜花賞オークス(共にGI)では共に4番人気に支持されながら10、11着と敗れ、のちに脚部不安を発症し長期休養を余儀なくされた。11ヶ月ぶりの復帰戦となった04年福島牝馬S(GIII)では、持ち前の切れ味を発揮し、いきなり2着に好走。以降も、04年愛知杯マーメイドS(共にGIII)4着など牝馬限定戦で堅実な走りを続け、迎えた05年中山金杯(GIII)では、鋭い差し脚でクラフトワークの2着に食い込んだ。その後も後方からの末脚に徹するスタイルでレースに臨んだが、勝ち星を挙げることができず、今月4日のターコイズS(OP-11着)を最後に引退することとなった。通算成績22戦3勝(重賞1勝)。

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