10日、阪神競馬場で行われた
桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)は、後方でレースを進めた
M.デムーロ騎手騎乗の3番人気
ジュエラー(牝3、栗東・
藤岡健一厩舎)が、直線で外から脚を伸ばして、中団追走から一旦は抜け出した2番人気
シンハライト(牝3、栗東・石坂正厩舎)と並んでゴールし、写真判定の結果、ハナ差これを下し優勝した。勝ちタイムは1分33秒4(良)。
2着
シンハライトから1.3/4馬身差の3着には、
アットザシーサイド(牝3、栗東・
浅見秀一厩舎)が入った。なお、1番人気
メジャーエンブレム(牝3、美浦・
田村康仁厩舎)は
アットザシーサイドと1/2馬身差の4着に終わった。
勝った
ジュエラーは、父
ヴィクトワールピサ、
母バルドウィナ、
その父Pistolet Bleuという血統。前哨戦の
チューリップ賞では
シンハライトにハナ差敗れたが、この本番で見事雪辱を果たし桜の女王に輝いた。また、本馬の父
ヴィクトワールピサにとっては、これが産駒の初重賞・初GI勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ジュエラー(牝3)
騎手:
M.デムーロ厩舎:栗東・
藤岡健一父:
ヴィクトワールピサ母:バルドウィナ母父:Pistolet Bleu馬主:青山洋一
生産者:社台ファーム
通算成績:4戦2勝(重賞1勝)
【
M.デムーロ騎手のコメント】
桜花賞はずっと勝ちたかったレースなので、とても嬉しいです。
ヴィクトワールピサの子どもですからなおさらですね。
瞬発力が物凄くある馬で、直線では最後まで本当にいい脚を使ってくれました。(ゴールでは)頭が上がったタイミングだったので今回も負けてしまったかと思いましたが、勝てて本当に良かったです。