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【マリーンC】(船橋)〜ヴィータアレグリアが初重賞制覇を果たす

ラジオNIKKEI
  • 2016年04月13日(水) 21時10分
13日水曜日、船橋競馬場(雨 稍重)で行われたダートグレード競走、第20回マリーンカップ(JpnIII 3歳以上牝馬 ダート1600m)は、JRA所属の1番人気ヴィータアレグリアが4番人気ブルーチッパー(大井)とのマッチレースを制し、重賞初制覇を果たした。なお注目を集めた白毛のブチコ(JRA)は、競走除外となった。

ブチコがゲート入り後突進し、馬体に故障を発症し競走除外となる。改めてのゲートインからスタートが切られ、ブルーチッパーがスタンド前でハナに立つ。ヴィータアレグリアが2番手につけ、ダブルファンタジー(兵庫)、クラカルメン(船橋)が好位。フォーエバーモア(JRA)は後方から向正面で押し上げ、ディアマイダーリン(JRA)、そして藤田菜七子騎手が騎乗したブラックバカラ(高知)は後方でレースを進めた。

4コーナーでペースを上げたブルーチッパーに、ただ1頭ついて行ったヴィータアレグリア。直線は後続を大きく離してこの2頭のマッチレースとなり、ヴィータアレグリアが1/2馬身競り勝った。勝ちタイム1分40秒2、勝利騎手はJRA戸崎圭太

JRA岩田康誠騎手と初めてコンビを組んだブルーチッパーが2着、2秒以上離れた大差の3着争いは熾烈。6番人気ダブルファンタジーが、最後方から追い込んだ8番人気タッチデュール(笠松)をハナ差抑えて3着だった。2番人気フォーエバーモアが5着。藤田菜七子騎手騎乗のブラックバカラは8着だった。

ヴィータアレグリア父ネオユニヴァース母カクタスペア(母の父Lion Heart)、牝5歳黒鹿毛馬。JRA美浦・高柳瑞樹厩舎の管理馬。通算成績は15戦4勝、前走で初めてダートグレード競走・エンプレス杯に出走しアムールブリエの2着。今日の勝利が初めての重賞制覇となった。

<レース後のコメント>
1着 ヴィータアレグリア 戸崎圭太騎手
「道中リズム良く走れましたし、いい雰囲気でした。最後も良い伸び脚を見せてくれましたね。前回初めて乗りましたが、センス抜群でどんな競馬も出来る強みがあります。今後も楽しみですね」

高柳瑞樹調教師
「前走よりさらに馬が良くなっていました。スタートも決まりましたし、力を出してくれればと思って見ていました。きゃしゃな馬ですがダートをこなしてくれますし、機動力があるので小回りも合っていたのでしょう。今後はオーナーとも相談になりますが、牝馬の交流重賞路線に使っていきたいと考えています」

3着 ダブルファンタジー 笹川翼騎手
「手応えよく運べましたし、乗り味もいい馬です。力はありますし、地方馬同士ならかなりやれると思います」

4着 タッチデュール 中野省吾騎手
「切れるのは分かっていましたから、ラストにかける競馬をしました」

ブチコ(競走除外) クリストフ・ルメール騎手
「頭をぶつけてしまいました。申し訳ないです」

(取材:大関隼)

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