16日、中山競馬場で行われた中山グランドジャンプ(4歳上・JGI・障害4250m)は、3番手でレースを進めた石神深一騎手騎乗の2番人気オジュウチョウサン(牡5、美浦・和田正一郎厩舎)が、最後の直線の最終障害を越えて一気に脚を伸ばし、終始レースを引っ張った1番人気サナシオン(牡7、栗東・松永幹夫厩舎)を捕らえ、これに3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分49秒4(良)。

　さらに9馬身差の3着に7番人気メイショウアラワシ(牡5、栗東・安達昭夫厩舎)が入った。なお、3番人気ワンダフルワールド(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)は5着に終わった。

　また、5番人気ウォンテッド(牡6、栗東・松田国英厩舎)は落馬により競走を中止した。完走は9頭。

　勝ったオジュウチョウサンは、父ステイゴールド、母シャドウシルエット、その父シンボリクリスエスという血統。鞍上の石神深一騎手、本馬を管理する和田正一郎調教師ともに初めてのJ・GI制覇となった(本馬と和田師にとってはこれが重賞初勝利でもある)。

【勝ち馬プロフィール】
◆オジュウチョウサン(牡5)
騎手：石神深一
厩舎：美浦・和田正一郎
父：ステイゴールド
母：シャドウシルエット
母父：シンボリクリスエス
馬主：チョウサン
生産者：坂東牧場
通算成績：14戦4勝(重賞1勝)

【石神深一騎手のコメント】
馬が本当に頑張ってくれて、GIジョッキーになれました。秋は去年の最優秀障害馬(アップトゥデイト)も出てくると思いますので、挑戦者のつもりでまた頑張りたいと思います。